<h2 id="hbef50cb4b9">勤怠エラーのチェック</h2><p>勤怠ページに各従業員の毎日の打刻が集約されます。打刻漏れや不備がエラータブにはじき出されてきますので修正してください。</p><p><span class="callout_red">エラーがある行が赤く表示され、クリックするとエラーの理由が表示されます。</span></p><p><span class="callout_red">勤怠の時間が青くなっている箇所は、GPS打刻による出勤です。クリックすると打刻位置を確認できます。</span></p><h2 id="h98802bf8cc">勤怠ロック</h2><p>エラーを修正した後、<span class="button_blue">操作</span>から<span class="button_red">全店舗ロック</span>してください。部署/店舗が複数ある場合は部署/店舗ごとに勤怠ロックすることが可能です。全部署/店舗の勤怠ロックを完了させて給与計算に進んでください。</p><p><span class="callout_red">勤怠データは勤怠ロック後にダウンロードすることが可能です。</span></p><p><span class="callout_red">社員データの変更がある場合は、勤怠ロック前に行ってください。勤怠ロック後に行われた変更は今月分の給与計算には反映されません。</span></p>

勤怠ロック（締め作業）

<p>残業時間や残業手当が計算されていない場合、下記の可能性があります。</p><h2 id="hc24f2457c2">① 残業の設定が「なし」になっている</h2><ul><li>確認方法<ul><li>[勤怠 → 社員名をクリック]にて表の右上にある「詳細情報」ボタンをクリック</li></ul></li><li>解決方法<ul><li>[社員一覧 → 社員名をクリック → 労務情報 → 給与設定 → 残業手当]を通常に変更</li></ul></li></ul><h2 id="hd03a019cdb">② 丸めの設定が「シフトに合わせる」になっている</h2><ul><li>確認方法<ul><li>[設定 → 勤怠 → 丸め設定 → 勤怠丸め]</li><li>社員に例外設定を使用している場合は、[社員一覧 → 社員名をクリック → 例外設定 → 勤怠丸め]</li></ul></li><li>解決方法<ul><li>勤怠丸めの終了時刻を変更(「シフトに合わせる」以外に変更してください)</li></ul></li></ul><h2 id="h420303e8fc">③ 残業申請が「有効」になっている</h2><ul><li>確認方法<ul><li>[設定 → システム設定 → 申請機能 → 残業申請]</li><li>社員に例外設定を使用している場合は、[社員一覧 → 社員名をクリック → 例外設定 → 残業申請]</li></ul></li><li>理由<ul><li>残業申請が有効で、承認された残業申請がない場合、シフト外の勤務は全て切り捨てられます。</li></ul></li></ul>

残業時間が計算されていません

<p>丸めは<strong>組まれたシフト外の時間(早出・残業部分)</strong>のみに適用されます。<br>シフト内で打刻された場合(遅刻・早退)は丸めはできません。</p>

丸めを設定しているのに1分単位で記録されている

<ol><li>社員から残業の申請がされると管理画面のやることリストが点滅します。残業承認をクリックして内容を確認してください。</li><li>承認/拒否してください。</li><li>結果が社員に通知され、ステータスに反映されます。</li></ol><h2 id="ha4550f5962">残業申請と打刻の関係</h2><p>残業申請機能を有効にしている場合でも打刻してください。残業申請機能と打刻の関係は以下のようになります。</p><p>例）シフトが9:00〜17:00、残業申請により19:00までを承認</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/6a490e67e620420f901a91da9c9ce150/%E6%AE%8B%E6%A5%AD%E7%94%B3%E8%AB%8B.png" alt="" width="1798" height="448"></figure><p>① 退勤の打刻が18:00のときは、17:00〜18:00の時間が残業時間となります。</p><p>② 退勤の打刻が20:00のときは、残業の承認が下りた17:00〜19:00が残業時間となります。19:00〜20:00は承認が下りていないため、残業時間とはなりません。</p>

残業申請・シフト外出勤申請を承認する

<ol><li>従業員から打刻の修正の申請がされると管理画面のやることリストが点滅しますので、打刻承認をクリックして内容を確認してください。</li><li>承認/拒否してください。</li><li>結果が従業員に通知され、ステータスに反映されます。</li></ol>

打刻修正申請を承認する

<h2 id="h897dcfd09a">法定内残業と法定外残業</h2><p>労働基準法により、労働時間は1日8時間・1週40時間以内と定められており、それを超えた分は法定外残業時間にカウントされます。シフト時間を超え、かつ労働基準法で定められたこの労働時間の範囲内で残業した時間は法定内残業時間にカウントされます。法定外残業には25%以上の割増賃金の支給が義務付けられています。法定内残業には割増賃金の支給義務はありません。</p><p>（例）シフト時間9時〜17時（休憩を除き計7時間）、勤務時間9時〜19時の場合</p><p>シフトを超えて勤務した時間のうち、18時までは勤務時間が8時間以内なので法定内残業、18時以降は勤務時間が8時間を超えた分なので法定外残業とみなされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/85e65e23bf0d44cf9970f996795f52d4/overtime.svg" alt="" width="1729" height="274"></figure><h2 id="hd34b67c513">日の法定外残業 / 週の法定外残業</h2><p>通常、法定外残業は次の2種類の時間を合計して計算します。</p><ul><li>1日8時間を超えて勤務した時間</li><li>1週40時間を超えて勤務した時間（日曜日を起算日とする）</li></ul><p>ただし、日の法定外残業としてカウントされた分は週の法定外残業としてカウントされることはありません。すなわち、日の法定外残業と週の法定外残業は重複しないということです。</p><p>月〜土曜が1日あたり7時間のシフトで、月曜と水曜に2時間の残業をした場合、次のように残業時間が計算されます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/d06922ea5c3047bd8f5bec8ec140680e/overtime_weekly.svg" alt="" width="1417" height="918"></figure><p>上記の例では、土曜日に3時間勤務した時点で、日の法定外残業を除いた勤務時間の合計（通常勤務 + 法定内残業）が40時間に達します。したがって、これ以降の勤務時間はこの週の法定外残業時間となります。</p><h2 id="heb6064b9d3">前月の残業が影響する場合</h2><p>一見残業していないにもかかわらず、ARROWの表示では法定外残業時間がカウントされている場合があるかもしれません。これは週の法定外残業により生じるもので、勤怠の締め日またぎのタイミングで起きうるケースです。例えば下記の例（締め日は月末）では、8/3は合計勤務時間が7時間であり、この数字だけ見ると残業はしていないように見えるかもしれません。しかし先述の通り、週単位で見ると4時間の法定外残業が生じており、8月分の法定外残業時間にカウントされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/b48ba220d65847248471e77a858a3af7/overtime_nextmonth.svg" alt="" width="1567" height="1290"></figure>

残業時間の計算方法

<h2 id="h7d616cc703">深夜勤務</h2><p>22時〜翌5時の時間は深夜勤務時間にカウントされます。深夜勤務時間に対しては、25%以上の割増賃金の支給が義務付けられています。</p><p>下図のように、15時〜24時（休憩19時〜20時）に勤務した場合、22時以降の2時間分が深夜勤務時間にカウントされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/2d033715bfe04eabb1251bb4c4a8e8d1/midnight.svg" alt="" width="1460" height="292"></figure>

深夜勤務時間の計算方法

<h2 id="hc85dc5d6ef">休日の種類 (法定休日と法定外休日)</h2><p>労働基準法で定められた週1回または4週に4回の休日のことを法定休日といいます。法定休日での勤務には35%以上の割増賃金の支給が義務付けられています。一方、1週40時間の労働時間の規定により設けられる、法定休日に該当しない休日を法定外休日といいます。法定外休日での勤務には割増賃金の支給義務はありません。</p><h2 id="haf08ad1e36">法定休日に残業をした場合</h2><p>法定休日時間と残業時間は重複することはありません。つまり、法定休日に勤務した場合、残業時間が発生することはなく、残業代も発生することはありません。</p><p>例えば下図のように、法定休日に9時から18時まで勤務した場合、法定休日と法定内残業・法定外残業は重複することはないため、勤務時間全てが法定休日勤務時間にカウントされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/03801ea62a3842a08b28100a880bded6/sHoliday_overtime.svg" alt="" width="1592" height="382"></figure><h2 id="hff79e78903">法定外休日に残業をした場合</h2><p>法定外休日時間は、残業時間と重複する可能性があります。例えば下図のように、法定外休日に9時から18時まで勤務した場合、勤務時間すべてが法定外休日勤務時間にカウントされるのに加え、法定内残業・法定外残業も1時間ずつカウントされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/40b8ba29de964a10a2f285713d9a6963/nsHoliday_overtime.svg" alt="" width="1626" height="471"></figure>

休日勤務時間・残業時間が被った場合

<h2 id="h9b322c9ed0">残業時間の計算</h2><h3 id="h897dcfd09a">法定内残業と法定外残業</h3><p>労働基準法により、労働時間は1日8時間・1週40時間以内と定められており、それを超えた分は<strong>法定外残業時間</strong>にカウントされます。シフト時間を超え、かつ労働基準法で定められたこの労働時間の範囲内で残業した時間は<strong>法定内残業時間</strong>にカウントされます。法定外残業には25%以上の割増賃金の支給が義務付けられています。法定内残業には割増賃金の支給義務はありません。</p><h2 id="h7d616cc703">深夜勤務</h2><p>22時〜翌5時の時間は深夜勤務時間にカウントされます。深夜勤務時間に対しては、25%以上の割増賃金の支給が義務付けられています。</p><p>例えば15時〜21時のシフトに対して15時〜25時まで勤務した場合、下図のように勤怠時間がカウントされます。勤務時間がシフト時間を超え、かつ8時間以内である21時〜23時は法定内残業にカウントされ、それ以降は8時間を超えるため法定外残業とみなされます。また、通常勤務・法定内残業・法定外残業の区別に関係なく22時以降は深夜時間にカウントされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/49874e61ad7041889215202027bd89e4/midnight_overtime.svg" alt="" width="1278" height="324"></figure>

深夜勤務時間・残業時間が被った場合

<h2 id="hc1fee13a25">休日勤務</h2><h3 id="haa877eff13">法定休日と法定外休日</h3><p>労働基準法で定められた週1回または4週に4回の休日のことを法定休日といいます。法定休日での勤務には35%以上の割増賃金の支給が義務付けられています。一方、1週40時間の労働時間の規定により設けられる、法定休日に該当しない休日を法定外休日といいます。法定外休日での勤務には割増賃金の支給義務はありません。</p><h2 id="h7d616cc703">深夜勤務</h2><p>22時〜翌5時の時間は深夜勤務時間にカウントされます。深夜勤務時間に対しては、25%以上の割増賃金の支給が義務付けられています。</p><p>例えば休日の深夜に勤務した場合、下図のように勤怠時間がカウントされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/b8a873bf3c6644b4b5a70a312129da3c/midnight_holiday.svg" alt="" width="1626" height="566"></figure>

深夜勤務時間・休日勤務時間が被った場合

<h2 id="h08343b39ee">例1 : 通常勤務日 → 法定外休日</h2><p>通常勤務日の15時に勤務を開始し、法定外休日である翌日の1時（25時）に勤務を終了したとします。この場合、勤務時間がシフト時間を超え、かつ8時間以内である21時〜23時は法定内残業となり、23時以降は8時間を超えるため法定外残業となります。日をまたいだ24時以降は、法定外残業に加えて法定外休日としてもカウントされます（法定外休日は残業時間と重複可）。また、法定外休日、法定内残業、法定外残業の区別に関係なく、22時以降が深夜勤務とみなされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/75b249d42bb6472ebfb2a5daeec1ce2a/midnight_nsHoliday_overtime1.svg" alt="" width="1282" height="521"></figure><h2 id="h181b52f32d">例2 : 法定外休日 → 通常勤務日</h2><p>法定外休日の15時に勤務を開始し、通常勤務日である翌日の1時（25時）に勤務を終了したとします。この場合、15時以降24時までが法定外休日勤務になるのに加えて、シフト時間を超え8時間を超えない21時〜23時は法定内残業、8時間を超えた23時〜25時は法定外残業となります。日をまたいだ24時以降は通常勤務日であり、かつ勤務時間が8時間を超えているため、法定外残業とみなされます。この時間はすでに法定外休日ではなくなっていますが、通常勤務時間とはなりません（残業時間と重複しないため）。また、法定外休日、法定外残業時間の区別に関係なく、22時以降が深夜勤務とみなされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/ed9b5545bda44a95bb8773403eb0031a/midnight_nsHoliday_overtime2.svg" alt="" width="1459" height="656"></figure>

法定外休日勤務時間・深夜勤務時間・残業時間が被った場合

<h2 id="h050e215368">例1 : 通常勤務日 → 法定休日</h2><p>通常勤務日の15時に勤務を開始し、法定休日である翌日の1時（25時）に勤務を終了したとします。この場合、15時〜21時は通常勤務、シフト時間を超え8時間を超えない21時〜23時は法定内残業、8時間を超えた23時〜24時は法定外残業となります。24時以降は日をまたいで法定休日となります。法定休日と残業時間が重複することはないため、この時間は残業時間とはみなされません。また、通常勤務時間、法定外残業時間、法定休日の区別に関係なく、22時以降が深夜勤務とみなされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/f8949fc1ee2c484fa661336b8a7a7ec5/midnight_sHoliday_overtime1.svg" alt="" width="1278" height="572"></figure><h2 id="ha4af13c58e">例2 : 法定休日 → 通常勤務日</h2><p>法定休日の15時に勤務を開始し、通常勤務日である翌日の1時（25時）に勤務を終了したとします。この場合、法定休日と残業時間は重複しないため、22時〜24時は勤務時間がシフト時間を超え、また23時以降は8時間を超過していますが、残業時間にカウントされることはありません。日をまたいだ24時以降は通常勤務日であり、かつ勤務時間が8時間を超えているため、法定外残業とみなされます。また、法定休日、法定外残業時間の区別に関係なく、22時以降が深夜勤務とみなされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/6e56f1189c79403d876c2c1227f6fcae/midnight_sHoliday_overtime2.svg" alt="" width="1459" height="586"></figure>

法定休日勤務時間・深夜勤務時間・残業時間が被った場合

<h2 id="h048ae92e8e">日・週の法定外残業時間</h2><p>以下の基準を超えた時間を法定外残業時間とみなします。</p><h3 id="h360bd7d528">1日について</h3><ul><li>シフトが8時間を超える場合、シフト時間を超えて勤務した時間（下記の例だと木曜日）</li><li>シフトが8時間を超えない場合、8時間（法定労働時間）を超えて勤務した時間（下記の例だと火曜日）</li></ul><h3 id="hac60cb8e48">1週間について</h3><ul><li>シフト時間合計が40時間を超える場合、その時間を超えて勤務した時間</li><li>シフト時間合計が40時間を超えない場合、40時間（法定労働時間）を超えて勤務した時間</li></ul><p>ただし、日の法定外残業としてカウントされた分は週の法定外残業としてカウントされることはありません。すなわち、日の法定外残業と週の法定外残業は重複しないということです。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/1df6ae00f8144e9e9c546e5ea71d4080/overtime_flexible.png" alt="" width="1354" height="1062"></figure><p>火曜日はシフト時間が7時間（8時間未満）であるため、8時間を超えた時間が法定外残業時間とみなされ、それまでの時間でシフトを超えた分は法定内残業時間とみなされます。</p><p>木曜日はシフト時間が9時間（8時間以上）であるため、この時間を超えた分が法定外残業時間とみなされ、それまでの時間は通常勤務時間となります。</p><p>この週のシフト時間は合計7 + 7 + 9 + 9 + 9 = 41時間であり、勤務時間（すでに法定外残業とみなした時間は除く）は42時間であるため、その差分である1時間分がこの週の法定外残業時間とみなされます。</p><h2 id="h6c76d5bb9f">月の法定外残業時間</h2><p>1か月単位では、下の表の上限時間を超えて勤務した時間を法定外残業時間とみなします。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>月の日数</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>上限時間</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>28日</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>160.0時間（160時間00分）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>29日</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>165.7時間（165時間42分）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>30日</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>171.4時間（171時間24分）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>31日</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>177.1時間（177時間06分）</p></td></tr></tbody></table><p>ただし、日の法定外残業・週の法定外残業としてカウントされた分は月の法定外残業としてカウントされることはありません。すなわち、日の法定外残業、週の法定外残業、月の法定外残業は重複しないということです。</p><p>例えば1ヶ月の間に下図のように勤務した場合、27日に1.1時間（1時間6分）勤務した時点で、日・週の法定外残業を除いた勤務時間の合計（通常勤務 + 法定内残業）が177.1時間に達します。したがって、これ以降の勤務時間はすべてこの月の法定外残業時間とみなされます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/82496ef299a244a0bb04454a5abc1037/overtime_monthly.png" alt="" width="1070" height="1043"></figure>

月単位変形労働時間制の場合の残業時間

<p>労働基準法では、一般的に労働時間は1週間に40時間以内と定められ、それを超える労働は残業とみなされますが、特定の事業（特例事業）を行う零細企業の場合は1週間に44時間以内と定められます。特例措置対象事業所は、次の条件を満たす必要があります。</p><ul><li>常時使用する労働者が10人未満の事業場</li><li>適用業種<ul><li>(ⅰ) 商業（卸売業、小売業、理美容業、倉庫業、駐車場業、不動産管理業、出版業（印刷部門を除く）、その他の商業）</li><li>(ⅱ) 映画・演劇業（映画の映写（映画の製作の事業を除く）、演劇、その他興業の事業）</li><li>(ⅲ) 保健衛生業（病院、診療所、保育園、老人ホームなどの社会福祉施設、浴場業（個室付き浴場業を除く）、その他の保健衛生業）</li><li>(ⅳ) 接客娯楽業（旅館業、飲食店、ゴルフ場、娯楽場、公園・遊園地、その他の接客娯楽業）</li></ul></li></ul><p>さらに、特例措置対象事業所で月単位変形労働時間制を導入している場合、各月の労働時間の上限は次のように定められます。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>月の日数</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>上限時間</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>28日</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>176.0時間（176時間00分）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>29日</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>182.2時間（182時間12分）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>30日</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>188.5時間（188時間30分）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>31日</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>194.8時間（194時間48分）</p></td></tr></tbody></table>

特例措置対象事業所の残業時間

<p>ARROWの勤怠ページでは、「形態」の列にあるプルダウンから、「通常」「法定休日」などの形態を変更することができます。</p><p>この形態をオリジナルで作成したり、元からある項目を非表示にしたりすることができます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/04bc1118e30f415ea2cec26a8b64310a/fc06164ff88f46cc9fb9e8db8753d31c/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202025-03-31%2017.35.39.png" alt="" width="2814" height="1426"></figure><h2 id="h66433cb73c">独自の勤務形態を作成する</h2><p>「設定」→「勤怠」→「勤務形態設定」を開き、「項目を追加」から作成します。</p><p>独自で作った形態でも、法令上「通常」「法定外休日」「法定休日」のどれかに分類させる必要があります。適切な項目を選択してください。</p><div style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"><iframe src="https://www.youtube.com/embed/gDLycMyvzVI?rel=0" style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;" allowfullscreen scrolling="no" allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share;"></iframe></div><h2 id="h1ec8cbc1d1">勤務形態の表示・非表示を設定する</h2><p>非表示にしたい形態のゴミ箱マークボタンを押すと、勤怠ページから非表示になります。</p><p>再度表示させたいときは、「非表示の項目を表示」（緑色のボタン）から復元することができます。</p>